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2008年11月

2008/11/10

入院2日目(骨髄採取2日前) (1)

 一夜明け、入院最初の朝を迎えましたが、爽やかとは言えない寝不足感のある朝。

 生活リズムを崩さないようにと、いつもと同じ時間に携帯電話のアラームをセットしておきました。

 ベッドが固いことと、左右の柵のおかげで寝返りの際に横幅が窮屈に感じたことが影響してか、腰にやや痛みを感じておりました。

 採取直前のこの状態は何とも不安。

 人間にも尻尾の骨があるじゃないですか。これがあるためにちょっと腰をねじった状態や、腰を浮かせるようにやや反って寝ているような感じです。フローリングよりちょっと柔らかめの床材の上に寝ているような感触。

 あらあ・・・・こりゃ大丈夫かなあ・・・。

 朝の検温の後、朝食。

 ご飯、味噌汁、炒り卵、ほうれん草のおひたし、牛乳といったメニュー。

 実は私、牛乳をそのまま飲むのはあまり好きではなく、どうしようかと思ったのですが、昨日買っておいたカフェオレに加えて飲みました。カフェオレに牛乳を足すので非常に牛乳に近いのですが、遥かに飲みやすく感じるのです。

 前回、入院グッズとして保温マグカップを持って来たことを書きましたが、この保温マグカップの注意点を1つ。

 それは、当然のことながら、高温のものを入れてしまうとなかなか冷めないこと。

 病院の給茶器のお湯の温度が高く、ステンレス水筒にお茶を入れて病室まで持ってきて、保温マグカップに注いで飲もうと思うと、熱くてしばらく口をつけられませんでした。

 保温自体は水筒でできるので、飲む上での適温に下げるという観点では、普通のステンレスマグの方が良かったかもしれません。

 朝食後、病棟のフロアを歩いてみますと、週末は自宅に帰っている患者さんが多いようでした。隣の6人部屋は昨日の夕方は5人の患者さんが居たのですが、日曜日の夕方ころまで1人の姿しか確認できませんでした。

 それだけ、長期の治療に取り組まれているんだなという実感がありました。

 売店の開店時間になると、食事に出てくる牛乳対策のために、売店でインスタントコーヒーを買ってきました。やっぱり、牛乳は入院食の基本メニューですからね。

 昼食も結構ボリュームがあり、温かくて美味しかったです。ただ、やっぱり魚が出まして、これだけが減点対象でした(^_^;)。

 食事後に面会室に貼ってある献立表を見ると、洋食と和食のメニューが貼り出されていました。

 和食はやはり魚中心。入院期間中を通じて私にとっては苦手なメニューがこの先も続きます。

 その隅に書いてある説明から、手続きをすれば翌日の昼から洋食に切り替わることになっていることがわかり、早速切り替えの手続きをしました。入院当日に言ってもらいたかったなあ。

 

 この日から、実家から母が来てくれることになっていました。

 採取が月曜日の予定なので、この日の子供の世話の手伝いに来てくれたのです。

 入院の際に確認したところ、病室での携帯電話の使用は問題ないということでしたので、メールで嫁さんや子供とやりとりをしておりました。嫁さんと子供が空港まで母を迎えに行き、病院の近くまで外食に出る予定にしたそうで、その帰りに面会に来ることになりました。

 私自身は全くの健康である上に、まだ骨髄採取もしていません。入院後に自分の体に対してしたことと言えば血液検査のために針を刺したくらいです。当然、普段と全く変わるところはありません。

 子供は面会室にも入れないことになっていましたので、子供は売店で待たせて、嫁さんと母親を交代で病室まで連れて行きました。

 子供も特に不安という気持ちもなく、むしろ面白そうなところに行っているというくらいの感じでしょうか。まあ、日数的にもよくある出張の期間程度ですし、何度も病気で入院するのではないことを話しておきましたから。

 病室に居る以上、看護師さんや医師が検温や診察に来ます。「全く健康な私のために手間をかけさせてしまっている」という申し訳ない気持ちさえ感じました。しかし、これも骨髄提供に万全を期すためと、自分に言い聞かせておりました。

 土曜日は外来がないので、本来ドクターは休みなのだと思いますが、夕方になって病室にやってきました。

 「退屈でしょう?」と気遣ってくれましたが、私としては意外と慌ただしくて、まだ読もうと思っていた小説にも手をつけてもおらず、もっとゆっくりとしたいとさえ思っておりました。

 夕食は、やはり私の苦手なものがあって、何とも困ってしまいましたが、完食。 この日は早めにシャワーを浴び、消灯に合わせて横になりましたが、やはりベッドの硬さと寝返りの窮屈さを感じてしまい、決して朝までぐっすりとはいきませんでした。

 そして、確実に腰の痛みが増してきてしまいました。

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2008/11/08

入院初日(骨髄採取3日前) (2)

 しばらくの間、テレビを見て落ち着いた後に、まずは病棟の探検。

 病棟の地下にある売店の場所を確認し、次は病室のフロアにある面会室内に設置されている給茶器の確認。

 やはり、暖かいお茶は必須アイテムです。

 このために持参した便利グッズの1つは、500ミリリットルくらいのサーモスのステンレス水筒

 いつも自宅を出る時にほうじ茶を入れ、昼食の弁当用として持ち歩いているものをそのまま持ってきました。このステンレス水筒は入院生活でも大活躍でした。

 そして、同じくステンレス製のサーモスの保温マグカップ。これは入院用に最近買ったものです。陶器のカップや湯飲みは落として割ったりすることがありますし、こいつは保温できるのがいい。

 夕食前に、まずは病棟の担当ドクターがやってきて、自己紹介や簡単な診察をしてくれました。

 その後、看護師さんが何度か事前に書いた手術や輸血の同意書などの確認にやってきました。この書類に関してはドクターが抱えたままになっていたようで、看護師さん側が「書類が揃っていない」と、ちょっと混乱していた様子でした。

 さて、健康で入院しているので、最初の楽しみは夕方5時半過ぎからの夕食。

 もちろん普通食でしたが、予想以上に暖かくておいしかったです(しかし、いきなり私が苦手な青魚が出てきたのはちょっと残念・・・・・)。

 入院食のイメージは、冷めていて、味が薄くて・・・・というものでしたが、本当にレベルが高くなっている印象を受けました。

 食事の後、麻酔科のドクターが改めて麻酔に関する説明に来てくれましたが、当日担当していただく予定のベテランドクターは手術が長引いているということで、改めて来るとのことでした。

 本当、今回の提供においては、、麻酔科のドクターは麻酔のリスクに関する説明を本当に丁寧にしてくれました。裏を返せば、この部分でのリスクは相対的に大きいものがあると病院側が認識しているということでしょうか。

 私の願いとしては、「しっかり眠らせていただきたい。」ということだけでした。途中で醒めたりしたら、おそろしい・・・・。

 結構、午後7時ころから看護師さんやドクターが入れ替わり立ち替わり来るものですから、せっかく病室にあるシャワーを使おうと思ってもなかなかタイミングが取れません。消灯が9時ですので、あまり時間に余裕はないのです。

 3人目のドクターは、午後8時ころ、血液内科のドクターがやって来ました。

 健康状態を確認する程度でしたが、このドクターの会話の間合いは独特で、時々、私の目を見て4、5秒間黙ってしまうのです。この間合いが何とも絶妙で、どう反応して良いのやら困ってしまいます・・・・。

 この後、午後8時20分ころだったでしょうか。私の麻酔を担当していただく予定のベテランドクターがやって来ました。

 本当にお疲れ様ですが、先ほど来た麻酔科のドクターからの説明の内容を確認し、さらに「こちらも万全の体勢で、しっかりとやっていきますので。」と、落ち着いて言葉をかけてくれました。

 一応、予定されているドクターが全員来てくれましたので、とにかくシャワーを浴びることにして、消灯時間間際に下着を着替えました。

 とりあえず、消灯時間は守ろうと思い、午後9時にちゃんと消灯しましたが、いつも午前0時過ぎに寝ているものですから、そうそう眠れません。ラジオやiPodを出して暗い病室のベッドで時間を過ごしていました。

 そして、思ったとおり、寝返りがなかなかできず、窮屈な気持ちで最初の夜を過ごしたのです。左右の落下防止の柵を降ろせば窮屈さはなかったのかもしれませんが、万が一、落ちて怪我でもしたらまずい、等と考えると降ろすことができませんでした。

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